神山氏から教育関係の書籍が送られてきたので、その紹介です。
神山氏は川越高校の卒業生なんですが、川越高校でどのような教育が行われているか、正規の授業以外の教育企画や学園祭(くすの木祭)や部活動などに重点をおいて、過去から現在に至るまでの「川高らしさ」を追ったルポルタージュとして、この書籍をまとめています。
読了しての感想を一言でまとめると、川高ってすごい学校だなあ、てことになるでしょうか。勉強ばかりではない、川高の文武両道の面がよく出ています。ウォーターボーイズなんかについても詳しくその経緯が書かれていてなかなか楽しく読めました。お勧めの一冊です。
大宅賞受賞作家の神山典士が、新潟県で作文教室を開催します。詳しくは下の案内をご覧になって、直接お申込みいただければと思います。
スマートフォンなどの普及により、カタコトの短文ばかりで系統だてたまとまった文章の機会が失われ、日本人の日本語力の低下が叫ばれて久しい今日、第一線で活躍する職業作家の指導を受けられる貴重な機会です。興味のある方はぜひご参加ください。
講師 神山典士(こうやまのりお)
川越高校、信州大学人文学部卒
児童書作家として、『ピアノはともだち、奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(2012年度青少年読書感想文コンクール課題図書)、『ヒット商品研究所へようこそ』、『めざせ!給食甲子園』(以上講談社)『みっくん、光のヴァイオリン』(佼成出版社)
神山典士名義では、近著に『伝説の総料理長サリー・ワイル物語』(草思社文庫)、『不敗の格闘王、コンデ・コマ=前田光世伝』(祥伝社文庫)、『ペテン師と天才~佐村河内事件の全貌』(文藝春秋)等、著書多数。96年、第三回小学館ノンフィクション大賞優秀賞、14年大宅壮一ノンフィクション章(雑誌部門)。
今回講師を務めてもらった神山典士(こうやまのりお)は、学院長の健太郎先生の信州での学生時代の友達です。たまたま実家が入間にあってソフィアの教室に近いことから、今回講師を務めてもらうことになりました。
健太郎先生は若い頃小説家志望で、その作品はほとんど売れませんでしたが、神山氏は順調にノンフィクションライターとしての道を上り、昨年には日本のピューリッツァー賞とも言うべき大宅賞を獲得している現役バリバリの作家です。そのプロのライターが子供たちに文章を書く楽しさを教える貴重な機会を得ることができました。
対象は小中学生で、実際に手打ちパスタを作り、各自の家庭でそのスパゲッティ―を食べるまでをメモを取りながらディティールを再現しながら作文を書き上げるという、ノンフィクション作家ならではの手法を用いた授業となりました。
恐らく、その作文のノウハウは、生徒たちのこれからの人生のいろいろな場面で応用ができる貴重な財産となっていくものと思います。